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Jali Organic Project ~Phase3~

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はじめて日本へ輸出したドライパイナップルは、大手百貨店、専門店、五つ星ホテルなどハイエンドマーケットへの参入を果たし、たちどころに完売した。その次もまたその次もあっという間に売り切れた。ここで新たに直面したのが生産力の問題。場当たり的な生産体制により供給の安定を欠き、暫くの間欠品状態が続いた。そこで製造工程を見直し、散見されるボトルネックを一つ一つ解消していった。また昼夜2交代制を導入し、原料作物の収穫に合わせて加工作業に要する労働力を召集するなどして生産量は7倍にまで膨らんだ。

その間生え抜きでリーダー格の同僚がプロジェクトを去ったりもしたが、その穴は残りの者で必死に埋めた。原料高騰の逆風が吹いた際にも合理化を図り値上げをせずに堪えた。取引に当たっては信用を獲得することが何より大切であることを身をもって体験した。プロジェクトに関わった生産者はある程度の現金収入を得ると、ある者は家畜を飼い、ある者は家を土づくりからレンガづくりへと変え、そうして一旦は満足してプロジェクトを離れるものが出てきた。しかし家財が収入を生み出すものではなく、働く場があることこそ大切であると気付くとやがて戻ってきた。

自給自足農業から農産加工業へと変身を遂げ、日本市場に参入し、一定の評価を得たのち、商品ラインナップの拡充へと歩を進めた。恵まれた農業資源をどう活かすのか。それは天候に左右されるパイナップルだけに依ることなく、何本もの足で立てるよう他の商品を開発することであった。パイナップルジャム、ジンジャーパウダー、ドライマンゴーの商品化も果たした。村だけでは手に負えない場合はアウトソーシングでカバーしチャンスを逃すことなくプロジェクトの幅を広げられるということも覚えた。不得手なことにも随分と挑戦してきたし、リスクもチャンスに変えてきた。
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こうして Jali Organic Project 製品と日本国内のショコラティエやパティシエのコラボレーションによりオリジナルのチョコレート、焼き菓子などの商品化も果たせた。遥かアフリカの孤島 Jali村 と世界の東の果て日本との間にまかれた種は、今確実に実を結びつつある。
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途上国の村から村への技術移転。これは当初から我々が目標としていたことのひとつ。工業先進国である我々の生産管理技術、衛生観念を会得したのち、我々の介在なし、或いはに途上国の生産者間でのビジネス創出は正に「自走」と言える。これがJali村と Jalamba村の間で始まった。当然滑り出しは正確に技術が伝わっているのか否かはチェックする必要があるものの受け身の立場から転じて「主体的」に物事を動かし始めた事実は大きい。
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