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月の沙漠 FAR EAST Inc. Blog

IMGP0258エジプトには12月に行ったばかりだけれど、また昨日まで西方沙漠のスィーワ・オアシスに足を運んできた。古くから砂漠を渡る巡礼団やベドウインやベルベルなどの砂漠の民が喉を潤し、そして疲れを癒し、アレキサンダーも死に際して執着したとされる伝説的なオアシスだ。朝7時にカイロを出て、着いたのは夜の8時。日本に帰れるほどの時間をかけてただひたすら車に揺られてようやく辿り着くこのオアシスは我々が通常描くそのイメージの通りに全く幻想的だ。ここには100を超える泉が滾々と湧き出し、砂だけの世界にナツメヤシとオリーブを豊かに実らせる。見渡す限りの砂丘には風が織りなす風紋が美しく、落日の間際には地平線につながる空が一面紅く染まり、夜は夜で満天の星々が圧巻で、また下弦の月が妖しく一筋砂を照らし、それは100年、いや1,000年も前にだって今と変わらぬ風景だったに違いないと思わせる。ひとしきり月の沙漠を満喫した後は焚火の傍らでシーシャ(水タバコ)を楽しむ。ゆったりと流れる時間に身を包まれた余韻とジェットラグで頭が回らずボーっとしながらこれを書いている。「人間働かなイカン」と言い聞かせてはみるが今日は身体が言うことを聞きません。もう終わり。