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正しき独裁者? FAR EAST Inc. Blog

アタテュルクこの写真の御仁をご存知だろうか。トルコの英雄初代トルコ大統領アタテュルク。トルコを歩けば何処へ行っても彼の顔を拝むことになる。なんでもかんでもアタテュルク。イスタンブールの街では壁いっぱいにアタテュルク、カフェに行ってもアタテュルク、車で走っていても巨岩に巨顔アタテュルク、財布を開けりゃお札はぜーんぶアタテュルク。イスラム圏とは思えないほどゆるい奔放な今のトルコは彼の施策に由るところが大きい。アラビア文字をやめてラテン文字にしたのも彼。政教分離し、憲法からイスラムを国教とする条文を外したのも彼。「父なるトルコ人」「成功した(正しい)独裁者」とも呼ばれ、とにかくものすごく崇拝されている。あんまりバカにするとアタテュルク擁護法」で罰せられてしまうことだってある。演説も名人だったようだ。引用してみよう。暗殺されそうになった後の演説。「私は私の生きがいである唯一のもの、すなわちトルコ国民を進歩へ向かって導かねばならない。我が国民が進歩への道をしっかりと方向を間違えずに歩けるようになったとき、私は全ての権力を手放すつもりだ。だが、我が国民の歩みは始まったばかりなのだ。すなわち、私を殺すことはトルコ国民の未来を奪うことだ。もっとはっきり言おう。現在の時点においては私がトルコだ。」密かに真似しちゃおうかとも考えたが、使える場面が思いつかない。いきなりミーティングでやったらみんな心配するし。彼が出現する以前のトルコは混沌として相当ヤバかったようだが彼がすっかり一新した。同時代にこういう人がいたのは何とも羨ましい限りだなぁ。