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桃源郷は何処? FAR EAST Inc. Blog

ヒマラヤ聖者の生活探求遡る事20数年前、二十歳の佐々木少年は一路ヒマラヤを目指した。目指すはネパールのクーンブ地方に伝わる「ケンバ・ルン」。不老不死の桃源郷に繋がる伝説の洞窟だ。そんなものがあるかどうかを大真面目に信じていたかどうかはあまり大した問題ではなく、基軸を失った若き少年には何か茫洋たる観念のようなものが必要だったという訳だ。「ヒマラヤ聖者の生活探求」やらジュゼッペ・トゥッチのマンダラ何とかやらを読み漁って先入観と期待で頭がパンパンになったところで発ったと記憶している。
山中でラマ僧を捉まえては「ケンバ・ルンは何処?」と聞いて廻った。大抵は「こっちが知りたいよ」という答えだった。40日間山中をウロウロして散々探した気になった頃、当初日本を飛び出すきっかけだった「桃源郷に至る」という大義名分には体よくここで区切りをつけて以後流浪の旅が始まることになるのでした。