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変態映像作家 FAR EAST Inc. Blog

2009.7.10

マンレイ写真はよく撮る。FAR EASTの印刷物やホームページにもよく使うけれど、多くは撮ったことさえ忘れてお蔵入りしている。この間報道写真展を観に行った。大賞だか金賞があの作品であったことには賛否両論あるだろうけど、作品の多くはリアリティがあって一見の価値は十分にある。写真好きかというとそうでもない。むしろ映画好きだった。今はそれ程観ないけれど10代~20代の初めにはよく映画を観た。日に6本くらい観たこともあって、お気に入りは池袋の今は亡き文芸坐や新宿にあった黙壷子(もっこす)フィルムアーカイブ。文芸坐ではゴダールやブニュエルやらなにやら。もっこすではトッド・ブラウニングの「フリークス」や「ピンクフラミンゴ」「アンダルシアの犬」あとはマン・レイの映画もやってたな。アングラ映画も撮った。ベートベンやらサラサーテやらをバックに前衛映像作家を気取っていたが、出来上がったのはただの変態映画だった。これが機となり僕は海外へ跳び出した。身に付けた映像手法も一枚皮を剥ぐと底が浅く薄っぺらい自分が見つかってしまったという訳だ。こりゃダメだと。「裸になるぞ」と意気込んで鉄の鎧を身にまとった佐々木少年は一路ヒマラヤを目指したのです。見るもの聞くものいちいち新鮮で驚きの連続でしたが、鉄の鎧がやはり邪魔でした。結局この鎧はインドをずっと南下して魔法の薬でユルユルになるまで脱げませんでした。話が逸れ過ぎるのでそれはまた別の機会に。