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壊滅。そして復興。④ FAR EAST Inc. Blog

救援物資分配34月17日(日)陸前小泉辺りの避難所へ皆様よりお預かりした救援物資を届けてきた。この日は合計4カ所の避難所を回った。写真の避難所は美しい三陸海岸に臨む高台に位置するのだが、やはり物資が行き届いていない。ここは震災当日は眼前の海が深さ30mの海底が見えるほどの引き波だったといい、この避難所の足元まで波が迫っていた。眼下には惨い爪痕が残る。家屋全壊の被災者が優先となる為、半壊や家だけかろうじて残ったような場合は、優先順位が劣後するという。テレビで放映されるような大きな避難所には、物資が溢れかえっているのは事実で、野菜などは廃棄されている一方、小さな避難所や被災者数世帯が寄り添うような避難所には回ってこない。東北人気質特有の「遠慮」が先行し、初めは物品になかなか手が伸びない。促すとそろりそろりと選び始める。サンダルに御満悦なお婆ちゃん、「今晩からようやく眠れそうです。ありがとうございます」というのは枕を手にしたお爺ちゃん。涙を流しながら何度も「ありがてェ」と感謝するお婆ちゃん。手渡したお酒に「夢みてェだ。まず神棚に飾らねば」と漁師の父さん。運んだ物資はその日のうちにきれいに配り終えた。皆さんの善意のは紛れもなく形となり届いている。さかなやの三浦さんがロープを手に取り「首さ吊りてェ人はこれだな」と笑いながら謂うと、皆が笑う。こんなBlack Jokeも必死に生きようとする人の間では笑いを誘う…なんとも逞しい。