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「先生」 FAR EAST Inc. Blog

せんせい先々週は「国際キャリアセミナー」なるものの講師としてある大学からお招き頂いた。国際人となるべく全国から集まった学生・社会人が合宿形式で各界で活躍する講師陣とともに数日間をともに過ごし研鑽を積むというものだ。ジャーナリズム、人道支援、国際経営コンサルタントなどエライ人達が居並ぶなか商人の佐々木君は「開発輸入ビジネス」というお題目を頂き2日ばかり「先生」となった訳だ。若い女子達に囲まれウハウハしている佐々木君を想像してはイケナイ。我社の女子達が見ると吹き出しそうになるほど真面目な「先生」をやって見せているのである。ナントカ海浜の家なる青少年の研修施設は規則が厳しく、シーツや毛布は自分で敷き、そしてたたむ。消灯22時、入浴も21時~22時と決まっている。おまけに風呂のタオルも持参ときていて、当然持ってきているわけはなかったが、慈悲深いU大のT教授は「丸腰」を哀れに思ってくれたのか自らの枕カバーを佐々木君の「金隠し」に使いなさいと差し出してくれた。遠慮なく拝借はしたが、そのまま返して枕カバーに使って下さいとは言えないので汚れのないものをどっかから拝借してお返ししたのは言うまでもない。消灯時間を過ぎるとT教授の部屋に講師達が酒を飲みに集まるのが恒例だ。ここは健全な施設なので当然禁酒だが、先生方がヘベレケになりながら深酒をするのもまた恒例となっているので仕方がない。海の向こうのそれぞれ違った問題にそれぞれの立場で立ち向かう人間がこんな田舎で会し、酒を酌み交わし、それが終われば三々五々それぞれが活躍するフィールドに散っていく。滅多にしないゴミ捨てや寝具の片づけ、門限や規則に縛られながらも、佐々木君にとってはどこか清涼剤のように清々しい。品行方正、青年の家の規則正しい生活に染まりかけ、先生トリップしていると、「ブログ読んでます!」と声をかけられ、バケの皮が剥がれるようで気マズかった。しかしまぁ兎に角このにわか先生の期間は、これから国際社会へ飛び発とうと意気揚々としている若者達を見ることができ、将来の日本に対して何か安心するのである。自称「発熱体」、座右の銘「自噴」の佐々木君はやはり熱い現場が大好きなのです。そういえば昔印度のバラナースィに居た頃、ガンジス川沿いのガートの死体焼場で日がな死体を見つめる元監察医で通称「せんせい」という御仁がいたのを思い出す。いろんな先生がいるもんだと思ったものだが、あの「せんせい」は今も元気だろうか。