HOME ▶ Shachou'S NOTE ▶ 何処かで誰かが・・・

何処かで誰かが・・・ FAR EAST Inc. Blog

ワイン&グルメブース画像4/7~4/9のWine&Gourmet Japanで弊社ブースにお越し頂いた皆様ありがとうございました。今回は費用対効果で1ブースにしたのだけれども蓋を開けてみればワンサカ来てくれてギュウギュウ、パンパンでございました。ウチの女性陣が大活躍のブース装飾は殊のほか評判で、「このままの雰囲気で」と出店オファーもお陰様で最近は増えている。ウチのブースは天井からあれこれぶら下がっているけれど、飾ってある古道具は実は本物のアンティーク(のはず)。天秤なんか根拠が極めて希薄ながらエジプトの宮廷で150年前に使っていたものらしいが次に訊いたら軽く20~30年はズレルはず。大抵こういうものはバザールの骨董屋で買い付ける。「これいくら?」って訊くと、「エッ」という顔をする。恐らく爺さんの時代から売れていないものに違いない。バツが悪そうに店を出ていき、その時代の相場を知る「訳知り老人」を見つけてはいい加減な話を訊いて値段を決めてくる。緑青が生えて、年代物の埃が積もっており、いかにも風合いがあるので、急に真剣な顔になってしかも囁くように、尚且つ重々しく値段を告げてくる。印度でもどこでもよく目にする光景だ。決まって末尾に「very cheap」が付く。大抵はこの後の沈黙をどちらが破るかが重要だったりするが、この手の芝居はいい加減見飽きているので反応しないことにしている。値切るプロセスをいちいち楽しむ気もなければ、際限なく安くしようなどとも思っていないので「高い」「$$$なら買う」とだけ言うと割合直ぐに決まる。こうして各国のバザールで骨董や骨董紛いのものを買い集めてきてはガチャガチャと飾る。遠い昔の何処かで誰かが使っていたものをゼンゼン違う国のゼンゼン違う年代の誰かが事情も知らずに大事に使うというところに骨董の面白さを感じる。勿論僕は骨董の目利きなど出来はしないし、それに興じるほど金も余っていない。ただ僕の目の前にあるヘンテコな金属片を例えば200年後のスカンジナビアに住む誰かが「ほォ」とか言いながら大枚を叩いて買うのを想像するだけでなかなか面白いのである。アレ何の話だっけ…。